クリニックQ&A

お問い合わせ

医療法人 勝又病院
名古屋市中区新栄1-32-22
TEL 052-241-0408(代表)
FAX 052-241-2944

診療時間
診療時間はこちらをご覧ください

クリニックQ&A

お問い合せいただきました健康や医療に関するご質問に、院長がお答えいたします。

院長 勝又一臣

●資格・所属学会
医学博士
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本糖尿病学会専門医
認知症サポート医
認定産業医
日本リハビリテーション医学会
●経歴
1966年1月生まれ
1991年3月 岐阜大学医学部卒業
1996年3月 名古屋大学医学部大学院卒業
2000年7月 勝又病院副院長
2014年9月 勝又病院院長

【心房細動を放置してよいですか】

質問

健診で心電図をとったところ心房細動という不整脈がでていると言われました。特に自覚症状はありませんが、放置していても大丈夫ですか。
(62歳男性)

心房細動とは不整脈の一つで、心臓の「心房」といわれる部分が不規則にブルブルと震えて規則正しい心臓の拍動ができなくなった状態を言います。心房細動は高齢になるほど起こりやすく、高齢化社会を迎えた我が国では現在増え続けている病気です。心房細動になると、脈が乱れるため、動悸、呼吸困難、めまい、胸痛などの症状が現れることがありますが、無症状のことも多く、ご質問の方のように定期健診の心電図検査などで初めて心房細動がみつかる場合もあります。

心房細動は直ちに命を脅かすものではありませんが、不整脈によって心房内の血液の流れが乱れ、血液がうっ滞して心房内に血の固まり(血栓)ができ、血栓が心臓から脳の血管にとんで脳梗塞をひきおこすことがあります。特に心臓病、糖尿病、高血圧などの持病がある人、75歳以上の高齢者、過去に脳梗塞や脳出血などの病気をおこしたことがある人などは、心房細動によって脳梗塞を引き起こす危険が高くなることがわかっています。

心房細動の治療は、大きく分けてこのような脳梗塞を予防する治療と、不整脈そのものを治療し、正常な脈拍に戻す治療に分けられます。脳梗塞を予防するためには、血栓をできにくくする抗凝固薬という薬を服用することによって治療します。心房細動そのものの治療は、抗不整脈薬とよばれる薬による治療や、カテーテルアブレーションといって、足の付け根や首の太い血管からカテーテルという細長い管を心臓まで通し、不整脈の原因となっている異常な電気信号を発している部分に熱を加えて不整脈を起こしにくくする治療などがあります。

これらの治療を受けるかどうかは年齢や、自覚症状、心房細動がずっと続いているのか、一時的に起きているだけなのか、先ほど述べたような他に持病があるかどうか等によって違ってきます。ご質問の方も心房細動と診断されたわけですから、決して放置せずに循環器内科専門医を受診して精密検査を受けるようにしてください。

月刊なごやかNo.317掲載(2013年6月発行)

お問い合わせ
医療法人 勝又病院
名古屋市中区新栄1-32-22
TEL 052-241-0408(代表)
FAX 052-241-2944

※診療情報の開示・提供については、個人情報保護法に基づいて、十分に配慮しておりますので、ご理解・ご協力をお願いします。

↑このページの先頭へ戻る