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お問い合せいただきました健康や医療に関するご質問に、院長がお答えいたします。

院長 勝又一臣

●資格・所属学会
医学博士
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本糖尿病学会専門医
認知症サポート医
認定産業医
日本リハビリテーション医学会
●経歴
1966年1月生まれ
1991年3月 岐阜大学医学部卒業
1996年3月 名古屋大学医学部大学院卒業
2000年7月 勝又病院副院長
2014年9月 勝又病院院長

【やけどの応急処置について】

質問

調理をしており、仕事中よくやけどをします。
やけどをしたときの応急処置について教えてください。
(40歳男性)

やけど(熱傷)は皮膚に熱が作用したためにおこる障害で、日常生活のなかでしばしば経験する外傷の一つです。子どもが熱いお茶や味噌汁をこぼしたり、大人でも料理をしていて油がはねたり熱湯がかかったり、また、湯たんぽやカイロなど、比較的低温のものでも長時間皮膚に触れるとやけどの原因になります。

やけどは皮膚が障害を受けた深さによってⅠ度からⅢ度まで3段階に分けられます。Ⅰ度のやけどでは皮膚の障害が表皮にとどまる軽いもので、皮膚は赤く腫れ、痛みをともないますが、通常2〜3日できれいに治ります。Ⅱ度の場合は、表皮より深い真皮までのやけどで、水疱(水ぶくれ)ができ、比較的浅ければ1〜2週間で治りますが、深いと治るまでに3〜4週間かかり、瘢痕(はんこん=傷跡)が残る場合があります。Ⅲ度はさらに深いやけどで、皮下組織まで障害をうけ、皮膚が黒く焦げたり、白っぽくなります。ここまで深いやけどの場合、ダメージが神経まで達しているため痛みは殆ど感じなくなります。

やけどをした場合の応急処置ですが、直ちに冷却することが重要です。これにより熱による組織損傷が深くなることを防ぐだけでなく、受傷部位の炎症を抑え、痛みを緩和るす効果があります。具体的には水道水などの流水で約20分間、痛みが落ち着くまでしっかり冷却しましょう。服の上からやけどをした場合は、無理に服を脱がず、衣類の上から冷やしてください。氷のうやアイスノンなども有効ですが、氷を長い時間皮膚に直接当てると、冷やしすぎてかえって凍傷を引き起こす恐れもあるので避けてください。また、出来た水疱はなるべく破らないようにしましょう。

Ⅲ度以上のやけど、つまり水ぶくれが出来た場合や、浅くても手のひらの大きさ以上のやけどの場合は医師の治療を受けるようにしてください。 その際は、自己判断でアロエや市販の塗り薬をつけるとかえってその後の治療の妨げになる場合がありますので控えましょう。また子どもの場合は全身の10%、大人は30%以上やけどをすると命にかかわります。やけどが深い場合は本人の痛みがかえって軽いこともありますので、広範囲の場合はすぐに救急車を呼びましょう。

月刊なごやかNo.331掲載(2014年8月発行)

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