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お問い合せいただきました健康や医療に関するご質問に、院長がお答えいたします。

院長 勝又一臣

●資格・所属学会
医学博士
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本糖尿病学会専門医
認知症サポート医
認定産業医
日本リハビリテーション医学会
●経歴
1966年1月生まれ
1991年3月 岐阜大学医学部卒業
1996年3月 名古屋大学医学部大学院卒業
2000年7月 勝又病院副院長
2014年9月 勝又病院院長

【コレステロールを下げるには】

質問

会社の健診でコレステロールがやや高いと言われました。
コレステロールを下げるには、脂肪の多いものや甘いものを控えればよいのでしょうか。
(47歳男性)

血液中のコレステロールや中性脂肪が高い状態を脂質異常症といいます。血液中の脂肪分が増えても自覚症状はありませんが、この状態が長く続くと血管の内側に脂質がたまって動脈硬化の原因になります。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因になるため、脂質を正常に維持することが大切です。

脂質異常症は遺伝的な素因も関連しますが、多くは過食や高脂肪食、運動不足、肥満などの悪い生活習慣が重なって発症します。つまり食事に関連した要因が多く、脂質異常症を防ぐには、食事に気を配って食生活を適正に保つことが重要ですが、ただ単に脂肪分や甘いものを控えるだけでは不十分です。食生活のポイントとして、以下の6項目が重要です。

  1. 偏らず栄養バランスの良い食事に気をつける。
  2. 食べ過ぎに注意し、摂取エネルギーを抑えて、適正な体重を保つ。
  3. 飽和脂肪酸(獣肉類の脂肪)は血中のコレステロールを増やし、不飽和脂肪酸(植物性脂肪や魚の脂)はコレステロールを減らすため、飽和脂肪酸1に対して不飽和脂肪酸を1.5〜2の割合でとる。具体的には脂の多い肉、チョコレート、バター、チーズなどを避け、油はオリーブオイルなどの植物油にし、大豆食品や青背の魚を積極的にとる。
  4. 野菜や海藻品などのビタミンやミネラル、食物繊維をしっかりとる。
  5. 魚卵、卵、レバー、イカ、タコ、エビなどのコレステロールを多く含む食品を控える。
  6. 中性脂肪の多い人は、砂糖や果物などの糖質や、アルコールの摂り過ぎに注意する。

狭心症や心筋梗塞を含めた心臓病や、脳出血や脳梗塞などの脳卒中は、どちらも動脈硬化が原因となって起こる血管の病気で、総死亡の約30%を占めています。高血圧や糖尿病などと並んで脂質異常症も動脈硬化の重大な危険因子です。コレステロールはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)とHDLコレステロール(善玉コレステロール)に分けられますが、特にLDLコレステロールが増加し、HDLコレステロールが減少すると動脈硬化へ進展しやすいことがわかっています。日頃から食生活に注意し、生活習慣病の予防に心がけましょう。

月刊なごやかNo.309掲載(2012年10月発行)

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