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お問い合せいただきました健康や医療に関するご質問に、院長がお答えいたします。

院長 勝又一臣

●資格・所属学会
医学博士
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本糖尿病学会専門医
認知症サポート医
認定産業医
日本リハビリテーション医学会
●経歴
1966年1月生まれ
1991年3月 岐阜大学医学部卒業
1996年3月 名古屋大学医学部大学院卒業
2000年7月 勝又病院副院長
2014年9月 勝又病院院長

【認知症の人は増えているのでしょうか】

質問

高齢化社会に伴い、認知症の人が増えていると聞きました。
具体的な認知症の頻度について教えてください。

認知症は高齢化、生活習慣病などの様々な原因によって発症し、いろいろな病型があります。最近の調査で65歳以上の高齢者のうち認知症の人は2012年度では推計15%で、462万人にのぼることが厚生労働省研究班(代表研究者 朝日隆筑波大学教授)の研究でわかってきました。

調査は診断環境が整っている8つの市から選んだ5386人分の詳しいデータを解析しており、65〜74歳では数%である有病率が高齢になるほど上昇し、85歳以上では40%以上と増加します。認知症の前段階である予備軍に相当するのが軽度認知障害(Mild Cognitivelmpairment)と呼ばれるもので、世界的には英語の頭文字をとり、MCIと呼ばれています。

前述の研究で、軽度認知障害は65歳以上では約400万人にのぼるとされ、認知症の462万人と合計すると、862万人と推計されています。また、65歳〜69歳で8.4%、80〜84歳では22.9%に増加すると頼告されています。認知症の病型は、この調査ではアルツハイマー型認知症が67.6%、脳出血、脳梗塞などの脳血管障害型が19.5%、レビー小体型認知症が4.3%、その他が8.6%と報告されています。

軽度認知障害では日常生活は基本的には正常におくれるが、物を置き忘れたり、仕事ができにくくなったことを自覚し始める、金銭の管理、買い物、電話を使って会話ができなくなり始めます。軽度認知障害では適切はケアがないと5年後には半数の人が認知症に進むとの報告があります。軽度認知障害を適切に診断する方法の研究や、薬物の服用により進行を抑制する研究も始められており、その成果が期待されています。

月刊なごやかNo.319掲載(2013年8月発行)

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