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お問い合せいただきました健康や医療に関するご質問に、院長がお答えいたします。

院長 勝又一臣

●資格・所属学会
医学博士
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本糖尿病学会専門医
認知症サポート医
認定産業医
日本リハビリテーション医学会
●経歴
1966年1月生まれ
1991年3月 岐阜大学医学部卒業
1996年3月 名古屋大学医学部大学院卒業
2000年7月 勝又病院副院長
2014年9月 勝又病院院長

【骨粗鬆症の予防法】

質問

数女性は年をとると骨粗鬆症になりやすいと聞きました。
骨粗鬆症の予防のためにはどういったことに気をつければよいでしょうか。
(60歳女性)

骨粗鬆症とは骨の量が減少して、骨の中が粗くスカスカになった状態をいいます。患者の多くは女性で、加齢とともに発症率も高くなります。骨粗鬆症は、加齢に加え、日ごろの生活習慣や病気などから、骨の成分であるカルシウムが十分に摂取できないのが大きな原因です。特に女性ではエストロゲン分泌量の低下が重要な要因となります。

エストロゲンとは女性ホルモンの一つで、カルシウムを骨に沈着させたり、骨が溶け出さないようにする働きがあります。しかし閉経後、エストロゲンが急激に低下するため、骨にカルシウムが沈着しにくくなり、骨量が一気に低下するのです。このほか、低栄養、運動不足、喫煙なども原因となります。骨量が最も多い思春期に無理なダイエットを行い、カルシウムの摂取量が少なかった場合では、骨粗鬆症のリスクが高まります。
 
 骨粗鬆症の予防のための日常生活での注意点としては、食事では牛乳や乳製品、骨ごと食べられる魚、殻も食べられるエビ、葉物など、カルシウムを多く含む、あるいはカルシウムの吸収の良い食品を積極的にとることが大切です。また、過激なダイエットは栄養の偏りをひきおこし、カルシウム不足の大きな原因になりますので、注意が必要です。食事以外では、毎日少しでも体を動かすようにしましょう。軽い運動でも骨に刺激を与えて、骨を丈夫にします。またカルシウムの吸収を高めるビタミンDは、日光浴によって産生されます。夏は木陰でいいので毎日少しの時間でも外での日光浴を心掛けましょう。

骨粗鬆症を放置すると腰や背中の痛みに加え、背が縮むなどの症状があらわれ、さらに進行すると、重いものを持ったり、ちょっとした拍子に手をついたり、軽く転んだだけで簡単に骨折することもあり、骨折が原因で寝たきりになることもあります。特に女性は閉経によって骨量が減少するため、自覚症状がなくても骨粗鬆症が進行している場合があります。

現在、整形外科を中心に多くの医療機関で簡単な検査で骨密度の測定が可能ですので、定期的に検査を受けられることをお勧めします。骨粗鬆症が原因で寝たきりにならないためには早期発見、早期治療が大切です。

月刊なごやかNo.293掲載(2011年6月発行)

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