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お問い合せいただきました健康や医療に関するご質問に、院長がお答えいたします。

院長 勝又一臣

●資格・所属学会
医学博士
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本糖尿病学会専門医
認知症サポート医
認定産業医
日本リハビリテーション医学会
●経歴
1966年1月生まれ
1991年3月 岐阜大学医学部卒業
1996年3月 名古屋大学医学部大学院卒業
2000年7月 勝又病院副院長
2014年9月 勝又病院院長

【ロコモティブシンドロームとは】

質問

最近足腰が弱ったせいか、よく転びそうになります。先日ニュースで、高齢になって足腰が弱った状態をロコモといい、進行すると寝たきりの原因となるという報道を見ました。私もロコモになっているのでしょうか?
(60歳女性)

ロコモとは正確にはロコモティブシンドロームといい、日本語では運動器症候群とも言われ、加齢や病気、けがなどが原因でバランス能力や筋力が衰え運動機能が低下し日常生活の自立度が下がる状態を言います。ロコモの原因となる病気としては加齢に加えて、変形性関節症、骨粗鬆症、脊椎管狭窄症などといった整形外科疾患があげられますが、変形性関節症、骨粗鬆症に限っても推計患者数は4,700万人とされており、ロコモは現代の国民病といってよいほどです。

ロコモになると足腰が弱り、健康でいられる寿命(健康寿命)の短縮の原因となります。そして、同じく健康寿命の短縮の原因として最近問題となっている動脈硬化などの原因となる肥満、糖尿病、脂質異常症といった病気が重なった「メタボリックシンドローム」や、「認知症」とならび、寝たきりや要介護状態の三大要因の一つになっています。

さらにロコモではメタボリックシンドロームや認知症を合併することが多いという報告もあります。ロコモは高齢者だけでなく早い人だと40歳代から始まる場合もあり、ロコモの予防と改善のためには早めの対応が必要です。ロコモが心配な方には、自宅でできる簡単なロコモチェックがあります。

  1. 片脚立ちで靴下が履けない。
  2. 家の中でつまずいたり滑ったりする。
  3. 階段を上るのに手すりが必要。
  4. 横断歩道を青信号で渡りきれない。
  5. 2kg程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)の持ち帰りが困難。
  6. 家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難。

これらの項目はバランス能力や筋力、歩行能力や持久力をチェックするもので、1つでも当てはまればロコモの心配があります。ロコモの予防と改善のためにはウォーキングなどの適度な運動やラジオ体操、ストレッチ体操などの日々の運動が大切です。ただし、すでに膝や腰などに痛みのある人は運動によって症状が悪化するおそれもありますので、早めに整形外科などの専門医を受診するようにしましょう。

月刊なごやかNo.327掲載(2014年4月発行)

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